みんなのいえの暮らしを振り返りながら今月はブログを綴っていますが、
これまでの2年の暮らしのなかで、私たちスタッフが思う所はたくさんありました。
そんな中、入居する若者たちに届けてあげたいことが1つあります。
中学卒業後にみんなのいえ(自立援助ホーム)に入居した彼らは、
家族や親戚の援助さえ受けることが出来ない状況にありながら仕事や人間関係に追われ、お金を貯め一人立ちの準備をしなくてはいけないという現実があります。
加えて、医療費・税金等の負担も自ら世帯主となり15歳のまだ幼い少年でも背負わなければいけないという難しさに直面します。大人に守られ、育まれてきた経験が乏しい彼らにとって、何を支えに社会で生きていくことができるのか・・・
多くの10代の若者たちが何気なく与えられ経験をしてきた「思いっきり遊ぶ」というそれ自体がないまま、大人になっていかなければいけない現実に彼らの心と身体は時折、悲鳴を上げ、立ち上がる勇気すら持てずにいます。
本来、当たり前にあるべき日常の経験を体験することで、前向きに生きていくこと、何かにチャレンジしようとする気持ちや自信が得られると、明日への活力に繋がるのではないか!?
こうした「みんなのいえ」の想いを「#こどものいのちはこどもの」の犬山紙子さんを中心としたメンバーの方々が立ち上げたプロジェクト「こどもギフト」を通して、それを実現するための活動費を募ることにしました。
このプロジェクトにより、自立援助ホームで暮らす若者たち、社会的養護のもとで暮らす子どもたちを多くの方に知ってもらい、可哀そうな子どもとしてみるのではなく、虐待のその先にある、子どもたちの未来に目を向けられるような社会になってほしいと願います。
どうぞ、みなさん、ご支援とご協力をお願いいたします。
~自立援助ホームで暮らす若者たちに、「明日への活力」を届けたい~
「明日への活力」を届けたい!!