私たちのプロジェクト挑戦へ、これまでご理解とご支援をくださった皆様、本当にどうもありがとうございます。たくさんのご支援と共に、あたたかい応援メッセージをいただくことで、「明日へのマーチ」創設への想いを強くしています!!
千葉県の木更津市で40年にわたって社会的養護の子ども、その親の支援をされている「花崎みさを」先生(社会福祉法人一粒会 理事長)より、この度、「明日へのマーチ」創設のための応援メッセージをいただきました。
花崎みさを先生は、日本の子どもだけではなく、日本に暮らす外国の親、その子どもにも支援が必要であることを唱え、それを実践してこられています。
私が児童福祉の道へと進み施設職員として駆け出した20代の頃から、花崎先生は私のことを気にかけてくださり、子どもを支援するということはどういうことなのかを、いつも優しい眼差しで教え、支えていただいています。私にとって花崎先生はとても大きな存在です。
自らの実践を通して、「子ども」を取り巻く地域や社会の課題に向き合い、子どもにとってよりよい子育ては何なのかを常に想い、実践されている方です。そんな花崎みさを先生からいただいた応援メッセージを、ご紹介させていただきます。
「明日へのマーチ」相談室のこと
「みんなのいえ」のこと
人は誰でも、命が芽生えこの世に生を受けた時から、”かわいいね””いい子だね””生まれてきてくれてありがとう”と喜びで迎えられ、慈しんで育てられ、周囲のみんなの呼吸とぬくもりを感じながら大人になっていき、そして又自分も親になって同じ営みを繰り返していくのですが、現実にはそのような連鎖に入れずに、子どもの愛し方が解らない、愛せない等の親自身の問題のため、「愛されたい欲求」が満たされないまま、自分自身を肯定できずに迷っている子どもたちや、親からの虐待の嵐の中に身を置いている子どもたちがたくさんいます。そんな子どもたちは、親からの愛情を受ける事ができないだけではなく、社会のルールや生きていく術も教わることができなかったので、自力では仕事捜しや生活がスムーズにでき難いのです。
そんな「もったいない子どもたち」に、「愛されたい欲求」を満たし、共に暮らしながら社会のルールを学び生活する術を学ぶチャンスを与えるのが、「みんなのいえ」の役割なのです。愛に満ちた生活を夢見ながら、18歳を過ぎても仕事も学びも生活も不安定な環境に身を置いたままの子どもたちは、それでもすぐに親になります。負の連鎖を繰り返さないためにも、「みんなのいえ」のような働きをする仲間が増え、子どもたちの「頼れる人」「心の家族」「帰れる家」がたくさん増えることが大切なことです。
人は誰しも、「愛されている」という実感なしに生きていくことができません。虐待や病気、離婚、貧困そしてDV被害や育児不安・放棄など、様々な理由で親や家族が壊れてしまい、「愛情や支援を求めている」子どもたちや親が増えている社会現象の中で、彼らを受け止め、謙虚に寄り添い支え、共に歩んでいく人や機関が必要なのです。
社会福祉法人 一粒会
理事長 花崎 みさを
まだ出会えていない皆様へ、このプロジェクトを通して多くの方に、ご理解とご支援をいただけるよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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