Readyforと、「こどもギフト」と、みんなのいえ!

「#こどものいのちはこどものもの」のタレントの皆さんと、Readyforの皆さんによる「こどもギフト」の第一弾プロジェクトの報告を兼ねた、イベントの場に本日、声をかけていただき、みんなのいえの小倉(おぐらっち)が、みんなのいえを代表し登壇させていただきました。

   

 

『自立援助ホームの若者たちに、明日への「活力」を届けたい』と題してクラウドファンディングに挑戦させていただくことになった経緯から、経過の様子、若者たちが支援を受けてどのように、「やってみたい!」を成し遂げたのかなどをイベントに参加された皆さんや、生配信で視聴されている方にお話しさせていただきました。

私たちが挑戦したプロジェクトは、形に残るものではなく、結果が目でみて分かるものでは決してありません。
虐待により傷つけられ、社会的損失を抱いた若者たちを支え、伴走することの難しさに心が折れそうになる場面は、彼らとの日常のなかに何度もあります。だからと言って自立援助ホームで生きる10代後半の若者たちに匙を投げるのではなく、虐待の先に生きている若者(子ども)たちの姿を知ってもらうこと、若者たちが抱える課題を一緒になって考えていただく場や、応援していただける機会があればと思うようになりました。

Readyforさんのクラウドファンディングに挑戦させていただけたこと、「こどもギフト」を立ち上げたタレントの皆様との出会いを通して、みんなのいえの活動を多くの方に知っていただき、ご支援いただけたこと、それが私たち、みんなのいえにとっての「明日への活力」になっていること、本当に感謝、感謝です。

大人と、子どもの間で不均衡な力関係が容認されているような社会では、子どもの気持ちは尊重されにくく、子どものいのちがかけがえのないものだと思える社会とは言えないと私は思っています。

虐待とは・・・大人側からの、言葉の誤用であり、力の濫用だと私は思います。虐待の先に生きている子どもたちの実状を知ってもらうこと、子どもは保護されて終わりなのではなく、これまでよりも、これからを大切に思えるようになるまで多くの人の愛情と社会経験、支援の手が必要です。

児童虐待は他人事ではなく、福祉の領域だけの問題でもなく、社会全体の課題として考えていかなければいけません。

「#こどものいのちはこどものもの」のタレントの皆さんの呼びかけにより、立ち上がった、「こどもギフト」はそんな当たり前で、当たり前ではなかったことを社会へと発信し、呼びかけてくださっています。

 

子どもの可能性は無限大です。それを育むのは、子どもを取り巻く環境や大人、社会です。この素敵なアクションを、みんなのいえは今後も応援していますし、社会や制度を変えていける一役を、みんなのいえも一緒に担えたらと思っています。