2020年11月21日
代表のおぐらっちが
「児童虐待を防ぎ、子育てしやすい市原を目指して」というシンポジウムに登壇しました。
(主催はいちはら市民活動協議会)
今月は虐待防止月間、そして今年は児童虐待防止法施行から20年です。
講演では【自立援助ホーム「みんなのいえ」の運営を通して考える児童虐待防止への課題と展望】と題して、みんなのいえの子どもたちの様子を紹介して、市原市での社会的養護の実態などに触れながら、児童虐待を防ぐための制度はどんなものがあるのか、専門機関はどんな動きをしているのかなどを話しました。
参加者の中には、すでに地域の中で子育て支援に携わっている方がいて、おぐらっちへの質問はかなり具体的でした。みなさん熱意をもって日頃から子どものこと、地域のことを考えてらっしゃるということが伝わってきました。
第2部では、「いちはら子育て応援団」代表の谷口さんから、子育ての経験からの大変さや、誰もが虐待に陥ってしまう構造が語られ、いわゆる「支援」よりも「仲間づくり」の重要性や子育て中の人が主体的に行動したり発言できるようなやりかたを考えているというお話がありました。
そして、後半は谷口さんとおぐらっちのパネルディスカッション。
市原市内にはどんな専門機関、相談窓口があるのか?
公的機関につながりにくい場合というのはどういうものか?
自立援助ホームを巣立ったあとはどうなるのか?
土日や夜間など公的機関の開いていない時はどうしたらいいのか?
などなど、参加者からの質問に谷口さんとおぐらっちが答えながらフロアにいる参加者にも話を聞きながら、議論を深めていきました。
この日のディスカッションには、クラウドファンディングで協力を呼びかけて開設することができた相談室「明日へのマーチ」で応えなければならないことがたくさんでてきました。
そして、今回のシンポジウムのテーマである市民の力は、ますます必要です。
お互いに監視するのではなく、協力し合ったり、認めあったり、見守り合ったりする関係を作りなおすことが、地域の中で必要ですね。
みなさんが力になりたいと思った時に、わからないことがあれば、どうぞお問い合わせください。
いっしょに子育てしやすい地域をつくっていきましょう!