こんにちは。大変、ご無沙汰しております。自立援助ホーム「みんなのいえ」代表の小倉(おぐらっち)です。
1年前のクラウドファンディング挑戦では、児童虐待の先に生きている子どもたちのこと、社会的養護のこと、そして自立援助ホーム「みんなのいえ」に暮らす若者たち、私たちスタッフのことを多くの方に知っていただく機会になりました。
プロジェクトを通じて、子ども達にとってかけがえの無い体験ができたこと!自分たちを応援してくれる存在に子ども達自身が驚き、社会に対して諦めの気持ちをもっていた若者たちに勇気をあたえてもらえる、そんな夢のようなプロジェクトでした!ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございました。
時間はあっという間に過ぎ、あの時にプロジェクトで活力を得た若者たちは、自らの力で「やりたいこと」「やってみたいこと」を実現しながら、一人一人が自信をつけて少しづつ前に進んだり、社会に巣立って生活をしています。
そんな彼らの成長を見守り、支える中で若者たち自身の口から両親との過去に触れ、親のことを考え、「親に会って話がしてみたい!」と話す子も出てきました。そして、彼らの気持ちは、「俺たちだけが安心して暮らせるだけで良いいのか?子どもを保護してそれで問題は解決するの?親もそれなりに考え、悩んでいるじゃないのか?」という疑問を、私たちスタッフに投げかけてきました。それに加えて、前回の挑戦以降、SNSを通して子育てに悩み、疲れきった親御さんからのSOSの電話が、みんなのいえに寄せられるようになりました。
これが、クラウドファンディング第2弾に挑戦する機会となり、私たちが、みんなのいえで子ども達の支援をするなかで出てきた新たな社会的課題だったのです。
今回のプロジェクトは子育てのことで悩み、虐待という悲しい行為に至る前に親御さんが「助けて!」が言えるような支えや、行政(児童相談所や市町村など)の子育て相談室では対応できない、私たち、みんなのいえのスタッフだからこそできる伴走型の相談支援を実現するためのプロジェクトであり挑戦です。
相談支援の事業名は、『今日よりも明日、一人よりも二人、三人と、たくさんの人たちで子育てについて、子どもの成長について喜びをシェアできるような社会を目指したい』という想いを込めて・・・
「明日へのマーチ」という名前をつけることにしました。
「児童虐待は他人ごとではない」と強く思えるようになったのも、みんなのいえでの若者たちとの暮らしがあったからこそであり、前回のクラウドファンディングを通して、私たちの活動にあたたかいご声援をおくってもらえたからだと思っています。
2020年2月18日の火曜日から、3月末日までの期間で目標額80万円を目指して『どこにも繋がらなかった家族が「助けてと言える場所」を創りたい』と題して2度目のクラウドファンディングに挑戦させていただきます!!
児童虐待防止、そして虐待のない社会を目指すため、一緒に社会への挑戦を伴走していただき、ご支援いただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
▼今回の挑戦について、ページを作りましたのでご覧ください。
※プロジェクト詳細については、18日より閲覧可能となります!
https://readyfor.jp/projects/
marchfortomorrow
NPO法人 光と風と夢
自立援助ホーム みんなのいえ
代表 小倉 淳(おぐらっち)