みんなのいえのドアをたたいてみて・・・

「みんなのいえスタッフ募集!!」の求人をホームページから偶然にもみつけた僕は、迷わず電話・・・トントン拍子で面接。
中途採用あり!?ダブルワークあり!?何だか他の福祉求人サイトとは印象が違う募集に興味を持ちました。

みんなのいえのスタッフ(おぐらっち)から、「自立援助ホーム」とか「みんなのいえ」とか「児童福祉施設」などの説明をしてもらいましたが、いまいちリアルさはなく、ただ生きていくことに必死で、みんなのいえのドアをたたいたこと、児童福祉の世界とは縁遠い業種で働いていた僕に何故、採用が決まったのか!?そのこたえを僕はまだ知りません。

面接で、おぐらっちはただ、「みんなのいえに暮らす若者たちに自ら何かをしてやろう!とは思わずに、自然体で居ること。みんなのいえは生活の場だから先生はいらないし、指導なんて固い言葉もいらない。一人の人間として、みんなのいえで何が出来るのかをこの先、一緒に考えていこう」と話していました。
みんなのいえはいったいどんなところなのか!?期待と不安を抱きつつ、生活の拠点を市原市へ移した僕はスタッフとしての1歩を踏み出しました。

 
「みんなのいえ」・・・ここでスタッフとして働いて数日ですが、その意味がだんだんと分かってきたような気がします。
子どもたちとスタッフだけでなく、近所の方々、 サポートしてくださる方々、「みんな」がきて「みんな」で支えあう。
そんな小さなつながりの輪が大きくなって、みんなのいえが形作られているんだなと思いました。

僕もその輪に入って1週間が過ぎようとしています。子どもたちとも少しずつ打ち解け、炊事、洗濯など日常の業務をこなして少しずつ出来ることを増やしています。

勤務初日はみんなでバーベキューパーティー。JAMMINさんとのTシャツコラボを支援してくださった方々や、近所の方にも集まっていただき、和気あいあいとしたパーティーで初出勤の緊張感も吹っ飛びました。



翌日からは家事や料理をしながら、子どもたちや先輩スタッフと会話を交わして、だんだん打ち解けているかな!?と思っています。
その一方で、ホントにこんな感じでいいのかな?と手探りながらも、心優しい!?スタッフの方々のサポートのおかげで安心 して働くことが出来ています。

「今日できることをコツコツと。今日一日生きられたら100点満点。」

自分もこうして社会に出て働くまでにたくさんの苦労をしてきました。
失敗ばかりで情けなくなることも。
人と上手く関われない自分に嫌気が差すことも。
きっと、みんなのいえの若者たちも、そんな思いのなか日々葛藤しているのではないかと思います。
でも、「今日出来ることをやって今日一日生きたら、 目には見えなくても一歩一歩進んでるんだよ!」と伝えたい。
「ゆっくりでいい。もがきながらでもいい。そしていつの日か、幸せだ、楽しい!」と思える人生をつくっていってほしいと願っています。



さあ!明日からもがんばるぞ!

みんなのいえ スタッフ(新人) 
ジーニョ