コロナウイルスが猛威を振るう今、きのうはとうとう緊急事態宣言が発令され、事態は日々深刻になりつつあります。外出自粛や感染への不安など、皆さんも日々ストレスを抱えながらお過ごしなのだろうと思います。いち早くコロナウイルスの感染が収束することを願ってやみません。こんな状況のいま、お互いの思いやりや団結が大切になると思いますが、3月上旬に、みんなのいえに豊田さんがディナーを作りにいらっしゃって、思いやりのシェアをして下さいました。今回はその時のお話をしたいと思います。
夕方、豊田さんとスタッフのさおりんが、たくさんの料理を持ってみんなのいえにいらっしゃいました。
メニューはグラタン3種に、唐揚げ、ポテトサラダ、いなり寿司にフレンチトースト!唐揚げとフレンチトーストは出来立てをいただくため、みんなのいえで唐揚げを揚げたり、フレンチトーストを焼いたりしました。
スタッフで手分けをしながら調理をすること30分ほど。ディナーが完成し、みんなでいただきます!といっても今回は子どもたちは代わる代わる姿を見せる感じで、リビングには基本スタッフのみがいる状態。豊田さんは子どもたちに料理を振る舞いたいと思っているだろうし、スタッフだけの状況で食べても豊田さんが喜ぶかな?と思ったのもただの思い込みでした。豊田さんは、「好きな料理の特技を生かして、誰かに料理を作って食べてもらえる場所が欲しい!」と思っていらっしゃる方でした。食べた人の「おいしい!」の言葉、そしてその人の笑顔を見るととてもうれしいとの事。
誰かに支援をしたり、何かを振る舞ったりするとき、人はどうしても押し付けをしてしまうことがあります。それはスタッフの支援にも当てはまることがあります。何かをしてあげよう、支援をしてあげよう、そんな風に支援をする側とされる側といった、押し付け的な関係性に陥ってしまうことも。しかし、豊田さんの食べる喜びをシェアしたいという、自然な関わりは、子どもたちにとっても負担になりません。子どもたちも豊田さんが来るのをいつも待ち遠しくしています。今後も豊田さんの関わりでこどもたちと繋がり、お互いにとってよりよい時間を過ごしていけるといいですね。
子どもたちに活力を与えてくれる、おいしい豊田さんのディナー。これからもみんなで食べる喜び、人への思いやりをシェアしたいと思います。