みんなのいえがある市原市は、緊急事態宣言やまん延防止重点措置の
対象地域ではないものの、依然、不要不急の外出は自粛せざるを得ない
状態が続いています。
今年のゴールデンウィークも特に外出することなく、青年たちは「いえ」の中で過ごしていました。
子どもの日には、こんなスペシャルメニューも。
「もったいないよー」と言って、なかなか手を付けない子も。
みんなでスナップえんどうの処理を手伝いました。こんな光景も
みんなのいえならでは・・・。
たくさんの寄附もいただきました。NPO法人Bump-upさんからは、市原市山木にある味彩さんからいただいた麺と鮭を運んでいただきました。
毎週土曜日の朝、野菜や果物を持ってきてくださる市内在住のミスターK(本名は明かさないように・・・とのご本人の希望です)。いただいたパイナップルは、瞬く間になくなっていきます。美味しいトマトもみんな目を丸くして食べていました。洗って、丸ごと食べると、甘くて本当に美味しい。
「このトマト、切って欲しいな・・・」
ある子が言いました。
「美味しいから、丸ごと食べてごらん!」と声をかけると、言いにく
そうに、「昔、トマトを丸ごと手を入れて、突っ込まれたことが
あって、トラウマなんだ。トマト自体は好きなんだけど・・・」と
話しました。
そっか・・・。ごめんね。
四つに切ってお皿に乗せて出すと、あっという間に食べてしまいました。
みんなのいえにいると、こんな瞬間が度々あります。その度に、彼らが
背負ってきたものや、それまでの人生の悲惨さを思い、胸が痛みます。
それでも…
アルバイトの予定をカレンダーに書き込み、「今月は、いくらバイト
代が入るかな・・・」と楽しそうに計算する子の姿も。逞しいですね。
彼らも普通の高校生。ゲームも大好きです。
明日から、また忙しい一週間が始まります。