1年前、地域の催し物で出会った近所の子どもと親しくなった、みんなのいえのある子。
その地域の男の子とスタッフが先日、久しぶりに道ですれ違いました。1年前はまだ幼く可愛らしい感じがしていましたが、すれ違った時の子どもの顔つきが変わり、挨拶もしっかり出来るようになっていました。
子どもの成長を垣間見れた瞬間でした。
私たちスタッフは、毎日、みんなのいえの子どもと過ごしていますが、毎日の暮らしのなかで正直、成長を感じることよりも、めげることの方が多くある日常です。こちらが意図して伝えていることになかなか理解をしてくれず、「どうしてわかってくれないのだろうか・・・」と悩むことがあります。
しかし、今日、すれ違った男の子のように、みんなのいえの子どもたちが近所の方々とすれ違い、久しぶりに会った時に、「あの子、成長したな」と言われる時が、いつかはくるでしょう。私たちスタッフが日々、彼らと一緒に過ごしていることは、ここでは言わずもがなですが、子どもたちも個々に過ぎていく時間のなかで色々なことを感じながら学んでいるのだと思います。私たち大人の「こうあるべき」「こうしなきゃいけない」という意見を押すのではなく、彼らの意思や考え方を尊重して、待つことを大切にしようと思いますし、それがきっと彼らの成長につながると信じているからです。
通りすがりのあの子(振り返りエピソード①)