明治学院大学に出掛けてみたら・・・

先日、当法人の代表が知人のお招きにより、明治学院大学で学生に向けて講演をさせていただく機会をいただきました。テーマは、「社会福祉実践で出会った子ども達」そして、聴講する学生の年齢は、みんなのいえで暮らす子ども達と同年代ということもあり、どのようなリアクションがあるのか楽しみを抱きつつお話をさせていただきました。テーマに沿って学生の皆さんにお話した内容は、自分の幼少時代から今に至るまでの育ち、出会い、成長、そして居場所とは何か・・・家族と一緒に暮らすことが叶わず福祉施設で暮らしている子どもも、家庭で育っている子どもも、いつかは社会に巣立ち、生きていかなければならないというメッセージを込めて、お話させていただきました。学生のなかには、「社会福祉の現場で経験した話を聞きたいと思っていたのに」とか、「話の内容が当り前過ぎて退屈」と感じられた方もいたかもしれません。そんな方々には申し訳ないと思いながらも、講演終了後の質疑では、数人の学生からリアクションをいただき、当法人の事業や自立援助ホーム「みんなのいえ」に興味を持ってくれる学生も現れました。大学生活のなかで自分の将来と真剣に向き合っている人、何となくの日々を過ごしている人、誰かのために大学に通っている人などなど・・・あの時間を共有した学生たち、それぞれにストーリーがあり、今があります。当時の私になりたいものはなく、ただ毎日を必死に生きていたあの頃を懐かしく思い出す一方で、今を生きる学生たちのリアルな声や姿を感じられたことは、私にとって大きな学びとなりました。今回、私どもの活動にご理解をいただき、貴重な時間をくださった高田さんには大変、感謝いたします。