ある日、塗装の仕事をしている若者がスタッフのジーニョに「外の洗濯物干しの塗装をしたい!」と言ってきました。ペンキは持っているということでしたが、刷毛を持っていなかったので、近所のおじさんに頼んで貸していただきました。準備が出来たら早速二人で塗装スタートです。
まず、周りにペンキが飛び散って付かないようにビニールカーテンを貼っていきます。ジーニョが若者から貼り方を教わります。
「ここはこういう風にばぁーっと貼って、そのあとに折ってあるビニールを広げていくんだよ。」
ジーニョは「へえ~!」と、うなずきながら彼に言われた通りにやってみます。ビニールカーテンを貼り終えたら、早速塗りの作業に入ります。まず若者がローラーを使いながら素早く塗っていきます。時々刷毛も使いながら細かいところも塗ります。塗り方もとても丁寧で、さすがプロの塗装屋として頑張っていて、腕がいい。
ジーニョにもローラーでの塗り方を教える若者。少しずつ塗ってみますが、ムラなくきれいに塗るには結構コツがいります。塗り残した隙間には刷毛で塗っていきます。だんだんと完成していく様をみるとやりがいも生まれます。若者もこういうやりがいや達成感に仕事へのモチベーションを見出しているのかもしれません。
2人で協力して塗って30分ほどが経ち…とうとう完成です!こんな感じになりました!
【以前はこのようなクリーム色のポールでした。】
以前のクリーム色のポールと比較すると、シックなダークブラウンが何とも馴染みます。近所のおじさんも若者の塗りや色をとても褒めていて、若者も達成感や喜びで満たされていました。
作業後はきれいに後片付けをして、刷毛を貸して下さった近所のおじさんに飲み物を差し入れてお礼を伝えていました。お世話になった方への気配りも忘れず、責任を持って塗装をする若者の”プロの姿勢”に心打たれた瞬間でした。
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