とても、とてもお久し振りの投稿となってしまいました。ホームページの更新が出来ず時間だけ過ぎてしまいました。楽しみにしてくださっていた皆さん、本当にごめんなさい。気が付けば今年も残すところ1週間・・・そして今日はクリスマスイブですね。
みんなのいえの暮らしの中で、子どもたち、スタッフそれぞれが色々なことを感じる下半期でしたが、みんなで今日は楽しくクリスマスパーティをすることが出来ました。みんなのいえを応援してくださる皆さんのお陰で、みんなのいえの若者たちは元気に1歩1歩前進しています!
先日、みんなのいえに1人の若者が入居しました。この子はこれまでの人生で賑やかに誰かと食事をしたこともないし、食卓を囲んで談笑したことがなかったそうで、「みんなのいえには色々な人が来て、賑やかで毎日が楽しいです。ぼくはクリスマスパーティも、餅つきも、年末の年越しも、誰かと一緒に過ごしたことがないのでとても楽しみです」と話してくれました。みんな事情は違いますが、SOSの声を上げ、縁あってみんなのいえに辿り着いた子ども達が一つ屋根の下で暮らしています。
みんなのいえでは、指導とか教育とか、いわゆる「先生」的な関りはしません。「ただいま」「おかえり」「いってらっしゃい」「ありがとう」など、生活のなかで他人を尊重して、穏やかに対話をすること、安心と安全の「暮らし」があることを子ども自身が体感することから始めてもらいます。ルールがなく、大人からの管理がない生活は管理をされてきた子どもや、受け身で生きてきた子どもほど、自由な時間に戸惑いを抱きます。自分のことを自分で考えられるようになるためには、管理ではなく自発的に自己選択が出来るようになる、生活の保障だと思います。みんなのいえはそういう共同生活での人を思う、自分を大切に思えるようになる時間の積み重ねと雰囲気づくりを大切にしています。
新しく若者を受け入れる際には、当然、入居している若者たちにもそのことを伝えます。そして、スタッフは受け入れることに対して真剣に話し合いを重ね、準備をします。そこには不安や心配もありますが何よりも、子ども自身が過去よりも未来への気持ちちを抱けるか!?若者が入居すれば、スタッフは当然として、子ども達もそれぞれのやり方、距離感で接したり、話しかけたりします。その姿をみていて、はたと心配するスタッフは気が付かされます。それは、入居している子ども一人ひとりがみんなのいえの暮らしの中で対話の大切さを体感し、距離感を学んでいたこと。日々のやりとりの中で小さな出来事からも積み重ねの大切さを表現してくれている瞬間です。「これまでよりも、これからを大切に思えるようになること!」ここからの未来を少しずつ踏み出していってくれたらと思います。
みんなのいえの若者たちのために、いつもたくさんの応援をくださる、皆さんのご支援が私たちの活力になっています。本当にありがとうございます!
