「あんとんね~」
みんなのいえがある、ここ市原市青柳には、方言(青柳弁!?)がまだ残っています。地元の方々はよく方言を使い会話を楽しんでいます。みんなのいえに暮らすある男の子は、入居した当時、人を信用することが出来ず、笑顔も少なく俯いて表情は固い子どもでした。しかし、子どもをほっとけない、青柳住人の方々が声をかけ、何かあれば手伝いに呼び、人と接することの楽しさや、誰かの役に立つことの大切さを、その子どもに教えてくれました。ある時、仕事のことでつまずいた、その子にスタッフが、「大丈夫?」と声をかけました。すると、笑顔で「あんとんね~よ」と返してきたのです。驚いたのはスタッフです。まるで地元の方のように、方言を使うその表情には、青柳で暮らしていることの実感と自信が溢れていたのです。ちなみに、「あんとんね~」は、「なんともない」「大丈夫」という意味です。