みんなのいえの2年間を振り返る

11月は、みんなのいえにとって忘れてはいけない月です。もちろん「虐待防止推進月間」でもありますが、2年前の11月は、みんなのいえをスタートさせた月なのです。たった2年でしょ!?と言われてしまいそうですが、この2年間の暮らしは、子ども達にとっても、スタッフにとっても色々なことがありました。人間でいえば2歳の子ども・・・歩行やとんだり、跳ねたり活発で、言葉や会話などにも理解を示す年齢です。そして、自立心も出てきて何でも自分でやってみたいと思う時期。みんなのいえに、2年前初めてやってきた子どもは、まさにそんな感じの成長をしてきました。大人を信用することが出来ず、自分も大切に思うことが出来なかった彼との壮絶な日々から2年が過ぎました。今では、スタッフとも同年代の子どもとも冗談を交わし、自分のやってみたいことに挑戦しています。ただ、せっかく働いて得たお金を貯金せずに散財してしまうことだけは不安の種ですが・・・。彼曰く、自分のやってみたかったことを、今は思い切りやれているからいいんだそうです。この2年の間に、6名の子どもが入居をし、その内1名が20歳を迎え巣立ち、一人暮らしを始めています。みんなのいえに入居する以前の、子どもの達のほとんどが、家庭や児童福祉施設で、多くの大人や子どもと出会ってきています。その出会いがプラスになった子もいれば、マイナスになった子もいます。それでも生きていかねばならない彼らには、みんなのいえ入居前に必ず、「これまでよりも、これからを大切にするように」と伝えます。大人を信じられなかった自分がいるならば、信じられるような暮らし方ができるように、人に迷惑をかけてばかりだった自分がいるならば、人に感謝されるような生き方ができるように。みんなのいえでは地域の方々から、子どもの顔つきや表情が変わってきたと声をかけていただけます。ご飯が食べられて、ゆっくり話ができて、お風呂があって、居心地がよくて、文句も言えて、こんな当たり前の暮らしこそが彼らにとっての安らぎの場となり、生きる力を育てることになるのだと、みんなのいえの2年を振り返ってみて思います。このように、みんなのいえのスタッフ達が感じたことを、11月中のブログではご紹介します。入居する子ども達とのある日の場面、嬉しい経験、笑える場面など、みんなのいえの暮らしを振り返りながら、少しでも子ども達への支援の輪が広がりますように。